1990年代に『トラスト・ミー』『シンプルメン』などの名作群を発表し、NYインディーズシーンで独自の地位を築いたハル・ハートリー監督。しかし、こんこんと湧き出るアイデアと「映画を撮れるのはこれが最後かも知れない」という強迫観念から、長編の合間にもあらゆるオファーを受けまくり、16mmフィルムで中編短編を撮りまくっていた。
『トラスト・ミー』のマーティン・ドノヴァンが主演したラブコメディ「サバイビング・デザイアー」、当時の仲間たちが総出演し、エリナ・レーヴェンソンの映画デビュー作にもなった群像劇「セオリー・オブ・アチーヴメント」、アメリカンドリームやマチズモへの皮肉を込めたシュールな怪作「アンビション」、エイドリアン・シェリーとパーカー・ポージーが悪戯好きの女神を演じる奇妙な音楽劇「オペラNo.1」。90年代初頭に製作された中短編4作品が、日本の劇場で初上映される。さらに別プログラムとして、一時は監督自身が永久に封印するつもりだったという『アンビリーバブル・トゥルース』でデビューする以前に製作した1980年代の短編「キッド」と「地図職人の恋人」を本邦初公開。
■公式サイト
《「ハル・ハートリー DAYS OF 16mm FILMS」サバイビング・デザイアー+初期短編特集》
2019年12月6日(金)公開
- 公開日
- 2019年12月6日(金)